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グラウンドの裏側span(スタッフ特集)

関西学院ラグビー部には
〝支える〞という言葉では
括りきることのできない、
十人十色の想いと覚悟がある。

現場の最前線に立つ学生スタッフ、
選手の可能性を引き出す指導者、
見守り支える保護者。

グラウンドの裏側で光る、
それぞれの情熱に迫る。

  • 小樋山 樹

    小樋山 樹こひやま しげる

    • ・大学監督
    • ・生年:1989年
    • ・関西学院高等部
    • ・関西学院大学 2011年度卒
    • ・卒業後進路:栗田工業→NTTドコモレッドハリケーンズ

    関学で生まれた絆と精神を未来へつなぐ

    私は高等部から関学でお世話になり、素晴らしい監督やコーチ、先輩、同期、後輩、OBの方々などと出会い、沢山の経験をさせていただきました。私が現役の頃は、平日は完全に学生が主体となって練習などを運営していたので、関学ラグビー部での活動によって主体性を大きく成長させることが出来ました。また、1,2年生の時には関西制覇も達成し、貴重な経験をさせていただきました。

    関学ラグビー部で得た学びや経験、人との出会いが自分の人生を助けてくれ、次は自分が関学に恩返ししたいと思っていた時に、宮崎OB会長から監督のオファーをいただき、関学へ戻ってまいりました。関学ラグビー部は小中高大の縦の繋がりの強さが全国でもNo.1のクラブであると自負しております。また、ラグビーだけではなく文武両道を大切にし、Mastery for serviceの精神を学べる魅力的な環境にあると思います。

    学生たちには、関学ラグビー部で様々な経験をして、卒業後に社会人として活躍してほしいと願っています。私がそうしてきてもらったように、次は自分が学生たちを全力でサポートしていきたいと思います!

  • 大嶋 愛美

    大嶋 愛美おおしま まなみ

    • ・マネージャー 広報
    • ・大阪桐蔭高等学校

    好きな人たちの”素顔”を届けたい

    幼い頃から身近だったラグビーに、私も携わりたいと思い、関学ラグビー部に入部しました。中でも広報を選んだ理由は、入部前にSNSから情報を得ていた経験から、自分もその発信側としてラグビー部の魅力を伝えたいと感じたからです。広報の仕事はSNS運営だけでなく、ファンクラブの管理やイヤーブックの制作など多岐にわたります。

    入部当初は初めての挑戦ばかりで戸惑うこともありましたが、大好きな先輩や信頼できる後輩と話し合いながら企画を形にできた時には、大きな達成感がありました。現役部員だからこそ撮影できる真剣な表情や自然な笑顔を伝えられる点も、この役割の魅力です。

    私が広報活動で特に大切にしているのは「周りと繋がること」です。発信者として多角的な視点を持つために、広報部内の連携だけでなく、保護者やOBとの関係も積極的に築くよう心がけています。

  • 山下 真生子

    山下 真生子やました まいこ

    • ・マネージャー OB担当
    • ・岐阜県立大垣北高等学校、関西学院大学

    高校卒業後、ラグビー好きの父に連れられて初めて観戦したラグビーの試合で、選手たちの熱いプレーやかっこよさに強く惹かれ、選手を支える立場で関わりたいと思い、高校まではまったく縁のなかったラグビー部に思い切って入部を決めました。なかでもOB担当マネージャーとして多くのOBの方々と関わる中で、信頼関係を築く力や自分の想いを言葉で伝える力を大きく伸ばすことができました。

    4年間の活動では、楽しいことばかりではなく、自分の弱さや苦手なことに何度も直面し、悩むことも多くありました。しかし仲間や先輩方、OBの皆さんに支えられながら、目の前の課題に一生懸命取り組んできました。その経験の積み重ねが自信となり、今では自分の努力や経験に誇りを持てるようになりました。だからこそ、支えてくれたすべての人への感謝を忘れず、ラストイヤーは自分らしく、悔いのないように全力で走り抜けたいと思っています。

    そして、この部活動を通して出会えた人との縁をこれからも大切にしながら、最後まで責任をもってマネージャーとしての役割を果たしたいです。

  • 國本 紗佑

    國本 紗佑くにもと さゆう

    • ・メディカルトレーナー
    • ・兵庫県立西宮高等学校、関西学院大学

    誰よりも早く、誰よりも近くで支える

    兄が素敵な同期と共に頑張っている姿に憧れて関学ラグビー部に入部する決断をしました。メディカルトレーナーは主に練習や試合時のセーフティーアシスタント、テーピング対応、栄養面からの体重管理など選手が安全に安心してラグビーができる環境を作り出しています。誰よりも早く、1番に選手を助けることができる部署で、常に選手からのありがとうと言う言葉をもらえることが日々のやりがいに繋がっています。

    資格をとり専門知識を身につけながら、大好きなラグビーに関われる喜びがあるものの、試合でのメディカルは2人、大きな責任感があります。しかし、私が選手を助けるという想いを胸に活動する中で、視野を広げて選手の些細な変化に気づくこと、声かけの仕方、快適な試合環境の創出、様々なことに挑戦する行動力を身につけることができました。

    ラストイヤー、大好きな同期と後輩と共に最後まで走りぬけます!

  • 丸尾 直央

    丸尾 直央まるお なお

    • ・フィジカルトレーナー
    • ・関西学院高等部、関西学院大学

    選手のすぐそばで勝利を信じて

    私が関学ラグビー部のトレーナーを選んだ理由は、選手に一番近い立場で支えることができる点に強く惹かれたからです。トレーナーの仕事内容には、日々のトレーニングのサポートや、練習・試合前のウォーミングアップの指揮などがあります。選手たちが全力でプレーできるように裏から支えるという役割に、責任とやりがいを感じました。

    特にやりがいを感じるのは、試合に勝った瞬間です。自分のサポートがチームの勝利に少しでも貢献できたと感じられることは、何にも代えがたい喜びです。フィジカルトレーナーはどの部署よりも長く、近くで選手と関わることができるため、勝利の感動や、業務を完璧にこなせたときの達成感を最も味わえる立場だと思います。

    また、4年間の活動を通して、コミュニケーションスキルやその場の判断力が大きく成長しました。選手やスタッフとの信頼関係を築くための対話力や、突発的な状況にも対応する冷静さは、教育実習や就職活動など、他の場面でも大いに役立っていると実感しています。この経験は、自分にとってかけがえのない財産になっています。

  • 伊賀 心純

    伊賀 心純いが こずみ

    • ・アナリスト
    • ・大阪府立桜塚高等学校、関西学院大学

    データで挑む、勝利の最前線

    大学入学後にラグビー部の練習を見学した際、チーム全体の明るく前向きな雰囲気に強く惹かれ、「この環境の中で自分も関わってみたい」という気持ちが芽生えました。さらに、幼少期に一緒にプレーしていた同級生やお世話になった先輩方が在籍していることを知り、自然とラグビー部への関心が高まりました。

    スタッフとしてラグビー部に関わることを考える中で、どの部署が自分に合っているか悩んでいた時、高校までプレイヤーとして培ってきた知識や経験を活かしたいと思い、アナリストという役職を選びました。アナリストは、試合のスタッツの作成や、対戦相手のプレースタイルや傾向の分析など、チームの戦術面を支える役割を担っています。データを正確に扱う力や、試合全体の流れやチームの動きを広い視野でみる力が求められるため、実際に取り組んでみると想像以上に難しさを感じる場面も多くあります。

    それでも、同じアナリストの仲間と学年を超えて意見を交わしながら作業を進め、コーチ陣からのフィードバックをもとに分析の質を高める中で、自分の分析がチームの戦略や改善に役立っていると実感できることに大きなやりがいを感じています。

  • 横垣内 亘輝

    横垣内 亘輝よこがいち こうき

    • ・学生コーチ(大学)
    • ・関西学院高等部、関西学院大学

    選手と共に走り、考える学生コーチ

    私は高等部から関西学院に入り、大学で高校時代から一緒に頑張ってきた仲間のサポートがしたいと思い大学ラグビー部に入部しました。大学の学生コーチとしての仕事内容は、練習メニューの提案・作成や、練習の進行の指揮、選手への指導、レフリー、相手チームの分析など多岐にわたります。

    学生コーチの魅力は、グラウンド内で選手と一緒に練習に取り組むため、選手の成長を肌で感じることが出来る点です。また、日々の練習に取り組む中で選手の頑張りを肌で感じ、私自身もチームの勝ちに貢献したいという想いがより一層強くなりました。

    学生コーチになって成長したと思うところは、周りとコミュニケーションを取りながら行動することです。昨日と同じ練習をしていても、フォーカスするポイントが違っていたり、天気などの環境や選手の人数などは異なるため、同じ条件で同じことをしている日はありません。いつも状況が変わるからこそ、社会人コーチや他の学生コーチなどと連携をとってその日のベストの練習ができるように試行錯誤しています。

    チームの勝ちに貢献できるように残り少ない一日一日を大切にして過ごしていきたいと思います。

  • 明谷 凌真

    明谷 凌真あきたに りょうま

    • ・高等部コーチ
    • ・関西学院高等部、関西学院大学

    選手の隣で、共に挑む

    高等部の学生コーチとして日々の練習メニューの作成や環境整備、レフリリングなどグラウンド内の業務だけでなく選手のひとりひとりの悩みや課題に寄り添い共に課題克服、目標達成を目指し高校生が本気でラグビーに打ち込めるようにサポートするところに面白さを感じています。

    また、大学生という社会人のコーチの方や監督とは違う年齢の近さを活かして時には友人のように話をしたり自主練をしたりすることで選手のより近いところでラグビーに向き合えることが最大の特徴であり魅力だと思います。

  • 三梨 耀大

    三梨 耀大みつなし あきひろ

    • ・高等部コーチ
    • ・関西学院高等部、関西学院大学

    恩を力に、情熱を次世代へ

    ラグビー部に入部した理由は、大人数で戦うスポーツでありながら、あまり休憩もなく、防具もない過酷な環境の中で、最後は気持ちが勝敗を左右するという競技特性に強く惹かれたからです。さらに、戦術的な判断や周囲への気配りも求められるこの競技は、私生活においても人間的な成長を促してくれると感じています。

    高等部コーチとして活動することを決めたのは、選手としてもっと上を目指したいという思いを抱えつつも、大きなけがを経験したときに、支えてくださった多くの方々への恩返しをしたいと強く感じたからです。また、高校生という多感な時期に寄り添い、コーチとして密に関わることで、より良い高校生活、そしてその後の人生を歩んでほしいと願っています。

    加えて、高等部からアプローチしていくことは、自分の思いを尊重し、支え、成長させてくれた大学ラグビー部の皆さんへの恩返しでもあり、長期的に見れば関学ラグビー全体への貢献にもつながると確信しています。今は、自分が受けた支えを、次の世代につないでいく番だという思いで、日々真摯に取り組んでいます。

  • 小池 明輝

    小池 明輝こいけ はるき

    • ・中学部コーチ
    • ・関西学院高等部、関西学院大学

    この成長に、心から”BIG LOVE”

    先輩からの誘いを受け、将来の関学ラグビー部に貢献しようと思い入部しました。中学部生が設定した目標を達成するためのサポートが主な仕事内容です。今年からヘッドコーチを務める上で、生徒にラグビーを楽しんでもらうことをモットーに日々指導をしています。

    中学部コーチの魅力として、中学生の驚くほど早い成長を見られることだと思っています。なんでも吸収していく中学生なので、体重や身長、技術面といった日に日に成長していく姿には見ていて楽しく嬉しく感じています。それに加えて、精神面で大きく成長していく中学部生には驚きと共に感謝しています。入部当初はまだまだ小学生だと感じていても、一月経つたびにチームのために、先輩のために成長していく中学部生の成長の早さに驚いてます。

    チームのためにみんなが成長しているのは3年生のお陰だと思っています。中学部ラグビー部の3年生としてかっこいい背中を見せてくれている今の3年生と、かっこいい背中をみせてくれた中学部ラグビー部卒部生みんなへの感謝と共に”BIG LOVE”を送りたいと思います!!

  • 尾関 潮音

    尾関 潮音おぜき しおん

    • ・主務・SO
    • ・関東学院六浦高等学校、関西学院大学

    ピッチの中も外も、自分を鍛える場所

    私が関学ラグビー部を選んだ理由は、「主体性が質高く求められるチーム」という評判を聞いていたからです。そして、進路で悩んだ際、「自分をより成長させることが可能であり、自分たちで考えて動ける組織でラグビーをやり切りたい」という想いと最もマッチしたのが、関学ラグビー部でした。

    実際に入部してからは、チーム全体でレベルアップすることを目的としたファミリー単位のトレーニングや練習メニューを自分たちで考え作成することなど、想像していた以上に主体性が求められます。また、ラグビー部基本理念の中にある「文武両道」、「凡事徹底」など、ラグビーだけでない日常生活から、「勝つべき人間、勝つべきチーム」を部員全員が意識して、ラグビー含め様々なことに取り組んでいるところも入部して良かったと感じています。

    主務を務めたきっかけは、「チームに対して幅広く貢献したい」という想いと「自分をより成長させることができる」と考えたからです。まず、下級生の頃に2年連続で両肩を負傷し、手術をしなければいけない時期があった。その際、同期の活躍やチームメイトに支えられた経験から、プレーで貢献できない分、他のことでチームに還元したいという思い、主務に興味を感じるようになりました。そして、2つ上の代の先輩が、プレイヤーを継続しながらチーム運営の根幹を担う主務を務め、チームを動かしていた姿から、より自身をラガーマンだけではなく人間として成長できると思案しました。

    両立してみて、スタッフの大変さや仕事の責任の重さ、そして忙しさに押しつぶされそうになりながらも、陰でチームを支えている達成感があり、やりがいを感じています。そして、共に主務を務める山本やリーダー陣と主体性をもってチームを動かしているところは、関学ラグビー部を選んだ理由であり、毎日非常にしんどいですが目標達成に向け頑張ることができます!選手としても頑張っています!!

  • 山本 皓三郎

    山本 皓三郎やまもと こうざぶろう

    • ・主務・HO
    • ・京都成章高等学校、関西学院大学

    成り行きが、本気に変わった

    私が主務になったのは、正直成り行きです。もともと、主務などという役職に就くタイプの人間ではなく、自分がなるとは思っておらず、選手兼主務として務めることとなり不安が募っていく一方だったのを覚えています。

    主務の仕事は、チーム全体のマネジメントをはじめ、他大学との試合調整、スケジュール管理、選手登録手続きなど多岐にわたります。その役割を担う中で、私は「責任感」と「感謝」を学ぶことができました。たった一つのミスが、チーム全体の遅れや混乱につながり、試合の開催を危うくすることもあります。だからこそ、常に先を読みながら目の前の業務に細心の注意を払い、確認を怠らないことの大切さを知ることができました。そういった仕事だからこそ責任感を持って取り組むことができたのだと思います。

    また、主務を務めたことで、これまで見えにくかった、裏で動いてくれている人の存在に気づくこともできました。夜遅くまでチームの仕事に取り組み、練習の日も試合の日も、選手が集合する何時間も前から集まり準備をしてくれる、そんなスタッフ陣には尊敬と感謝の気持ちしかないです。そんな彼ら、彼女らの姿を見ていると「自分も頑張ろう」と自然と思うことができ、恩返ししたいと思わせてくれます。

    支えてくれる人のためにも、私は主務と選手を両立し、どちらも全力でやり切りたいです。

  • 奥山 颯太

    奥山 颯太おくやま そうた

    • ・副務、WTB
    • ・関西学院高等部、関西学院大学

    支えることで見える景色がある

    私が関学ラグビー部を選んだ理由は、全国ベスト4という具体的な目標に向かって、仲間と本気で努力できる環境に魅力を感じたからです。日々の練習や試合を通して、自分自身の限界に挑戦し、成長していける場だと考えました。また、部活動と学業の両立ができる体制が整っており、バランスを保ちながら継続的に取り組める点にも強く惹かれました。

    ラグビー部での活動は、日々の練習に加え、主務のサポートや初等部との連絡調整などが中心です。主務のサポートでは、遠征や試合の準備、チーム内外との連絡対応などをしています。初等部の連絡調整では、月に1度の大学生と初等部生の練習の調整であったり、関学のイベントの報告などをしています。

    こうした経験の中で最も成長したのは、「自分で考えて動く力」です。誰かに指示されるのを待つのではなく、今チームに何が必要か、自分にできることは何かを常に考え、先を読んで動く意識が自然と身につきました。自発的に動くことの重要性を実感し、今後もその姿勢を大切にしていきたいと思います。

  • 古田 桜大

    古田 桜大ふるた おうた

    • ・副務、PR・SO
    • ・東海大学付属大阪仰星高校、関西学院大学

    ピッチの外で、チームを動かす力を学ぶ

    関学ラグビー部の特徴である学生主体で、自分達で部を運営していくやり方に魅力を感じました。また、関西制覇、選手権上位を目指す集団に身を置き、仲間と共に努力しながら自分自身を成長させたいと思ったからです。同じ高校の尊敬する先輩方も進学していた事から、同じ環境でラグビーがしたいという思いもありました。

    副務としては、クラブの管理やスタッフとの連携など、社会に出てから役にたつスキルを身につけられると思ったからです。伝統あるチームで他のチームやOBの方々とのやり取りも貴重な経験になると思いました。さらに、部活動を通じてリーダーシップや責任感も養えると考えており、フィジカルやラグビー的なスキル以外でも将来どのような場面でも役立つ力を身につけたいです。

    この四年間を大切にして、自分の可能性を広げていきたいと強く思っています。

  • 安藤 昌宏

    安藤 昌宏あんどうまさひろ

    • ・高等部監督
    • ・生年:1970年
    • ・兵庫県立御影高校
    • ・天理大学 1992年度卒
    • ・卒業後進路:関西学院高等部

    支えて、育てて、32年

    指導者として早32年が経ちます。男子校から男女共学校になり不安もありましたが、部員も何とか確保して活動できていることに先ずは感謝です。

    中学部と大学の繋ぎ役として、引き続き活発な活動を続けるとともに、全国大会出場、上位進出できるよう引き続き精進していきます。KG RUGBY益々の発展を祈るばかりです。

  • 冨田 智心

    冨田 智心とみた さとみ

    • ・主務(高等部)
    • ・関西学院中学部、関西学院高等部

    選手の努力に私も答えたい

    ラグビーには、兄がプレーしていた影響もあり興味を持ちました。そして、私は足を怪我していたこともあり、本格的にスポーツもできなかったため、マネージャーという立場から誰かをサポートする活動をしたいと思ったことがきっかけでした。その中でも関学ラグビー部は、ラグビー面で日々選手を支えるだけでなく、挨拶や話し方といった社会で大切なことも身につけることができるところに魅力を感じ入部しました。

    普段は練習の準備や動画撮影、試合前は必要な荷物の用意など、チームをプレーではなく裏方で支える仕事をしています。入部当初は、慣れないことや失敗ばかりで自分に精一杯になっていましたが、同学年の選手や先輩方が助けてくださったこともあり、今では主務という重要な役をさせていただくことができています。学年問わず、選手のみんなが優しく接してくれて、「ありがとう」や「助かった」といった言葉をかけてくれることが日々の支えになっています。また、負けず嫌いで常に全力、ひたむきに努力する選手が大勢いるからこそ、私も一緒に頑張ろうという気持ちになれるところにやりがいを感じています。

    この3年間で、自分自身で判断し言葉と行動に責任を持って取り組むような成長をすることができました。残り卒部までわずかとなりましたが、全員が共に協力し合い、壁を乗り越えて、本年度の高等部の目標である花園出場という良い景色が見られるよう、私も最後まで全身全霊を尽くして、サポートしていきたいと思っています。

  • 山口 典彦

    山口 典彦やまぐち のりひこ

    • ・中学部監督
    • ・生年:1978年
    • ・関西学院高等部
    • ・大阪大学大学院 2002年度卒
    • ・卒業後進路:ソニー株式会社中央研究所→関西学院中学部

    関学で生まれた絆と精神を未来へつなぐ

    数学科の前任の奥村先生の後を継ぎ、ラグビー部の顧問を拝命しました。小学校6年生の少年少女を高校1年生の青年に成長させることが私の任務だと思っています。

    ラグビー未経験者の私は彼らが一生懸命ラグビーに取り組める環境を整備することが役割だと思っています。中学部出身の大学生コーチと、小学校からのラグビー経験者、中学部からラグビーを始める生徒が一緒になって、3年間ラグビーに夢中に取り組むことで多くのことを学んでくれると思います。自分たちで決めた目標に向かって日々努力し、試合でそのフィードバックをもらうことはPBLの最たるものです。

    私の思うラグビーの魅力は、球技であるのに勝敗に偶然の要素はなく、実力がはっきりと現れるところです。今年の中学部のスローガンである、「練習は試合のように、試合は練習のように」を常に心がけて、3年生が常に率先してハードワークをするチームにしたいと思っています。

    またいつも同じグランドで練習している高等部・大学ラグビー部、初等部との関学ファミリーの縦のつながりほど心強いものはありません。今年度も中学部ラグビー部をよろしくお願いします。

  • 初等部保護者代表

    強く優しい円陣づくり

    娘がラグビー部に入った理由はズバリ「学校が好きだから」。お休みの日にも学校に行けるの?と体験会に参加し、そのまま入部を決めました。

    今年度ついに女子一人となり、しかもキャプテンになった娘入部の動機から何歩も成長して「チームが好きだから」「いいチームにしたいから」とキャプテンに立候補しました。その流れで私も保護者代表をさせていただいていますが、感じる責任の重さを忘れるほど子どもたちはかわいいですし、保護者の皆様も超協力的!そしてコーチのお兄さんたちが本当に優しいまなざしでご指導くださって、爽やかな気持ちをもらっています。練習の前後は娘と夫との会話がいつも以上に多く、チームの雰囲気作りやそのためのメニュー・声掛けを熟考……これもまた充実の時間です。

    これまでの数年間は保護者の中にラグビー部OBや元プレーヤーがいらっしゃいましたが、今年度はそうではありません。それでも手薄にならないように、指導のサポート体制(有志のお父様のご協力)をしっかりと作り、また来年度以降もKGファミリーの先輩方・子どもたち・保護者と強く優しい円陣を組めるように、風通しのいいチーム作りを心掛けています。